この間、ちょっとあれこれブログなどを見ていた時にこんな記事が目に止まったんです。

報道の鑑 : 疾風怒濤の如く:

この記事では、岩手朝日放送のアナウンサー、
山田理 - (Wikipedia):さんのことを書かれています。
このアナウンサーさん、
去年(2011年)3月11日、特別番組が放送されていた中、岩手からの情報カメラの映像では津波の到達を映していたのに、その上に津波の到達予想時間が映されている、そんな状態に耐えられず「津波来てるよ テレビ朝日!!」と叫んでらっしゃったアナウンサーさんです。

今はその映像は、

このリンク先にありますが、著作権の問題でいつまでもは見ることはできなさそうですね。

さて、この映像を見てて、ふと思ったことがあるんです。
ワタシの個人的な思いつき、なんですが、
地上デジタル、フルセグの場合、に限られてしまうんですが、
各放送局ともに 1つ、もしくは2つのサブチャンネルを持っているように番組表を見るかぎり思います。
これをうまく利用すること、ってできないんでしょうか。


今まで地上波のチャンネルでサブチャンネル放送を行なっているのはNHK Eテレだけだと思うんですが、
他の放送局、特に民放の場合、それを出来る設備が無いんでしょうか。

もし、あったとしたら、
例えば大きな災害時、特例として、サブチャンネルでは各ローカル局からの情報を随時生放送で流す、ということはできないんでしょうか。
もし、報道ネットワークの縛りでできないんだったりすると、それ、って見ている人にとっては大事な情報を見るチャンスを逃す、ということになると思うんですよね。

確かにAMラジオの場合も、ある時間になると、報道特別番組に切り替わる、ということはありますが、基本的にはかなり自主権が確保されているように感じます。

以前、阪神大震災の発生してからの大阪のラジオ局MBSの番組を文字おこしされたものを読んだとき、
発生時間、流れていた全国ネットの番組、「三菱ふそう全国縦断・榎さんのおはようさん〜!」東京TBSラジオの喋り手さん(榎本勝起さん)が、
地元放送局の方、地震情報をそのつどどうぞ、番組の途中でも結構です、お入れ下さい。
とおっしゃっていたのがすごく印象に残ってるんです。

テレビの場合はスタッフが大人数必要なのに、地方局はスタッフが足りない、ということはあり得るかも知れないんですけど、できないのかなぁ、と感じたりするんですよね。
もちろん、外出先で見ることができるテレビ情報、というと、ワンセグがほとんどになりますので、
サブチャンネルで何を言っても伝わらない、ということにはなりますが、
なんだかあの映像を見ると、テレビも何かできなかったんだろうか、とすごくやるせない気持ちになるんですよね‥‥。

(先ほどの引用の出典元です。)
阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか―「被災していない人への情報はいらない!」と言い続けた報道者たち
著者:毎日放送
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